南面と北面で表情が変わる家である。北側のファサード面は、道路からの視線を遮断するため、開口を抑えたプライバシーを守る造りとし、 一方の南面は、採光・採風を考え、大開口を設けた。 周囲の環境、施主のライフスタイルに合うデザインの最適解が北面を抑え、南面を開いた造りであり、 二面の表情の違いが意匠としてのデザインに妙味を生んだ。